磁石の歴史について

磁石TOP磁石のひみつ

磁石と聞いて思い浮かべるのが「鉄を吸い寄せる」ことと、
「南と北の方向がわかる」という2つの性質だと思います。
この「南と北の方向がわかる性質」を利用しているのが「方位磁針」です。
なぜ磁石には鉄をひきよせたり、南北の方角がわかるのかふしぎですよね?

このページで、そんな磁石のふしぎを一緒に楽しみながら、学んでいきましょう!!

磁石の鉄を引き寄せたり、南北がわかる性質を「磁気(磁性)」といいます。

この磁気の届く範囲を「磁場(磁界)」といって、
鉄に磁石を近づけると鉄が引かれるのは鉄が磁場の中に入ったからです。

右の写真はフィルムケースの中に磁石が入っていて、
鉄釘に近づけると図のように鉄釘の束が引きよせられてぶら下がっています。

一時的に磁石の性質を
持つモノを「一時磁石」
磁石の性質を長期間保つ
磁石を「永久磁石」と呼びます。

ぶら下がっている鉄釘の下のほうをみると、
磁石ではなく、鉄釘にくっついているように見えます。

これは鉄釘が磁場の中で一時的に磁石と同じ性質になったからです。

この現象を「磁化」と呼び、磁化されるモノのことを「磁性体」
鉄など磁石に強く引かれるモノを「強磁性体」と言います。
磁石にもうひとつ別の磁石を近づけると、磁石の向きによっては磁石同士が引き合い、
引き合った方向の反対側を近づけると反発します。

つまり磁石の両端はそれぞれ違った性質をもっていて、これを「磁極」と言います。

そして北を指す磁極を「N極(正磁極)」、南を指す磁極を「S極(負磁極)」と呼び、
違う磁極同士は引き合い、同じ磁極同士は反発し合う性質を持っています。

磁石の引き合う・反発し合う力が強くなり、この力のことを「磁力(磁気力)」と言って、
磁力は磁極に近づくほど強く大きくなります。
磁極がなぜ南と北を指すのかというと、地球も磁気を帯びていて、それを「地磁気」と言い、
地球の磁極に引かれるためS極は南に、N極は北を指すことができます。

そこから地球自体が大きな磁石だということが分ります。

地球の中心では方位磁針はどこを指す?

地球の中心=赤道の上でも南北を指します。 ケニアには北半球と南半球の境があり、 その場所で水の張ったバケツの上に方位磁針の 針を水に浮かべると北も南も指さず、その場で 回転するということを見ることができます。 昔の方位磁針は赤道に近づくと、磁針の先が 下を向いたそうですが、現在は改良され、 針が水平を保てるようになっています。
この磁石の性質を活かして開発されたのが方位磁針になりますが、方位磁針の指す方角は厳密に言えば、
正しく北と南を指しているワケではなく、場所によって若干のズレがあります。

これは磁極が北を指しているのではなく、地球の地磁気の北を指しているからです。

磁石の起源はいくつかあるといわれています。

磁石は地球が生まれた時に一緒に誕生したと言われ、
最初に人類が発見したのは、紀元前のギリシャや中国だと諸説あります。

磁石はそんな古くから私たちの身近にあったと言われています。

現在では様々の形となって私たちの周りにある磁石ですが、
磁石がいつ生まれたのか?その歴史について次は学んでいきたいと思います。

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