ネオジム磁石は1984年に日本で誕生しました。
日本の住友特殊金属(現:日立金属)の佐川眞人氏によって発明されました。
ネオジム磁石の一番の長所は、磁束密度が高く強力なことですが、
他にも機械的強度にも優れていています。
欠点として熱に弱く減磁しやすいです。
またサビやすいため、通常ニッケルメッキで表面コーティーングが施され、
サビにくくする必要があります。
現在もネオジム磁石は改良が加えられ、
耐熱仕様のものは、高温環境下でも耐えられるようになってきました。
希土類を材料として使われており、原料費が高く、製造設備高くて複雑です。
またサビを防ぐ為のコーティングも必要としており、フェライト磁石に比べてとても高いです。
ハードディスクドライブ
ハードディスクドライブでは、ヘッドと呼ばれる読み書きする装置を移動させるための駆動部に使われる。自動車燃費改善
ネオジム磁石をある処に装着すると、燃費が改善すると云われています。科学的立証はなく、個体差はあるが確かに効果はあるようです。磁気活水器
味がまろやかになります。科学的根拠はありますが、味も個人差や味覚があるので効果の立証はされていません。医療用健康器具
肩こり腰痛改善用に広く使われ、薬事法では医療用健康器具として磁束密度の基準があり、ネオジム磁石はその基準値を超えるので調整が必要。アクセサリークラスプ(留具)
ネックレスやストラップのクラスプに使われています。ネオジムは錆び易く、メッキアレルギーの懸念もあります。その他の使用例
ハイブリッドカー、DVD、小型スピーカー携帯電話やMRIなどネオジム磁石は様々な分野で利用されています。
同じサイズのフェライト磁石に比べ約10倍以上。
アルニコ磁石の6〜7倍もの磁力を誇ります。
家庭用の小さいネオジム磁石でも、
普通紙であれば20枚以上を軽々はさむことができます。
ネオジム磁石が相当強い磁石だと分ります。
現在、特に注目されているのが、
「省資源・省エネルギー・環境対策・レアアース対策」
などエコ対策用途が増えてきています。
ネオジム磁石の強力な磁界・磁束を活用することで、
無駄なエネルギーを減らし、自動車の排気ガスなど有害な排出物を減らし、
モーターなどの動力源の駆動音を限りなく小さくするために、
ネオジム磁石が用いられています。
ハイブリッドカーや電気自動車がその代表的な用途ですが、
家庭用電化製品のモーターにも、
ネオジム磁石が多く使われるようになるかもしれません。
風力発電の発電機や河川などの水の浄化装置などにも本格的に使われ始め、
廃棄された携帯電話などネオジム磁石が使用されている製品から、
ネオジムを含む「希土類元素」を取り出す技術も開発され、
省エネ問題にも大きく関わっています。
また、日本ではすでに希土類をほとんど含有しない
希土類フリーの次世代強力磁石の開発に成功しており、
近い将来市場への参入が期待されています。
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